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金融先物取引外務員について [金融系資格]

商品先物取引はとても複雑で一般には理解しづらい金融商品です。先物取引に関する詐欺や多額の損失を被ったというニュースも見かけたことのある人も多いでしょう。
金融先物取引はいわゆるデリバティブ(金融派生商品)の一つで、価格や数値が変動する各種金融商品や金利等について、未来の売買について、ある価格での取引を約定するものをいいます。
金融先物取引外務員は、証券会社のように金融商品の取引を行う業者や、銀行等・金融商品仲介業者の役職員のうち、証券取引・デリバティブ取引の勧誘等の行為を行う資格をもった外務員です。登録は日本証券業協会で行っており、登録を受けるためには同協会の実施する外務員試験に合格する必要があります。金融先物取引外務員としての資格を持っている場合のみ、先物取引の営業を行うことができます。
社団法人金融先物取引業協会は、金融先物取引法の規定を受けて1989年、大蔵大臣の設立許可を得て発足しました。金融先物取引業の適正円滑な運営を確保することにより、投資家の保護と金融先物取引業の健全な発展を目的としています。その後は、1992年の金融先物取引法の改正により、協会の自主規制機能は拡充されました。2005年7月に同法が改正され、一般顧客を対象とする店頭金融先物取引が金融先物取引業に追加されたのです。外務員制度の発足による外務員の登録事務、紛争の解決のための斡旋ということも、あらたに本協会の業務として追加されました。
金融先物取引外務員は、金融関係の資格のなかではあまり一般的ではありませんが、金融先物取引の利用の増大と取引量の拡大にともない有資格者のニーズも増えてきています。
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